[2016] 30 Best Songs from KOREA 5⇒1

  • 2016.12.28 Wednesday
  • 15:15

30位⇒21位

20位⇒11位

10位⇒6位

 

5. DEAN "Bonnie & Clyde"

韓国のMiguel(もう一回言います)ことDEANの魅力は、この目つきからも出ている陰のある内省的な雰囲気(だからこそセクシーで、対照的に笑ったときは可愛いらしい)。それを最大限に生かすにはこうした密室感あるトラックが一番。このLAビート・シーン(Anderson .PaakはDEAN周辺とLAシーンの橋渡し役と言えるかもしれない)、あるいはカナダのKaytranadaらと共振するような浮遊感ある未来的なビートは、Crush含め彼周辺のトラック全般にいえることであり、Club Eskimoの一つの音楽的趣向を表しているともいえるが、DEAN自身も2xx!と共にトラック作りに関わっており、どういったトーンのトラックが自分に合っているのか、そういった戦略的な部分までDeanの頭の中にあるのかもしれない。

 

この曲を収録したミニ・アルバム『130 Mood : TRBL』は、The Weeknd「Can’t Feel My Face」を思わせる「21」や、Kendrick Lamar「Swimming Pools」のオマージュ的一曲「Pour Up」まであるよく出来た一枚。

 

 

4. The Black Skirts (검정치마) "Everything"

サウンドは(とりわけギターはGraham Coxon)Britpop、ボーカルやメロディ・ラインはThe CureDuran Duranなど80年代(今年映画『Sing Street』を見た方、思い出してください)と、US育ちでありながら愛するブリティッシュ・ロックの影響を正直にアウトプットしていた少年時代(1st『201』)から、孤独なフォーク(2nd『Don’t You Worry Baby』)を経て、より大人の恋愛を経験し、それをドリームポップ、シューゲイザーといった新たに心得た表現方法を通過して表現(「Hollywood」2015)するようになった成熟期 –それがThe Black Skirts―ことブライアン・チョの現在、といったところでしょうか。

今年初頭にリリースしたこの「Everything」では、それがチルウェイブも加わってようやくインディ・ロックの現在に近づいてきたかな、といったところ。ただ、これがお見事。いままでやったことがないであろうMac DeMarcoよろしくなレベルまで徹底的に音をユルクしております。結果叙情的かつ、Chris Martin (Coldplay)Gary Lightbody (Snow Patrol)に劣らぬメロディ・センスも相まって2016年最も美しいラブソングに。

 

レーベルYG Entertainment傘下のはHIGHGRND。hyukohのように同じく成功しているバンドや、millic、PunchnelloといったClub Eskimo周辺の面々もレーベルメイトです。

 

 

3. Blackpink (블랙핑크) "Boombayah (붐바야)"

このBlackpinkにデビュー前の期待以上の好感を持てたのも、ボーカル・ラップのポテンシャルもさることながら、この「Boombayah」と同じタイミングでリリースされた「Whistle」が、時にトリッキーなビートもあるBPM100くらいのミニマムなヒップホップ・トラックで、いまの北米ポップ・シーンと共振し(Fifth Harmony「Work From Home」と並べて聴いていました)、そしてあまりに自分にストライクだったから。ただ、後からどんどん惹かれていくことになる彼女たちの魅力をより体現しているのはこのハードな「Boombayah」の方だった。

 

いきなりの “Blackpink in Your Area”という攻撃的なフレーズ。両手を左右に縦横に、腰と足も使って…と、兎に角体を激しく動かすハードなダンス。そして、2年前のAriana Grandeと Zeddによる「Break Free」を思わせるEDMベースのハードなのトラック。これこそが若くして素顔は普通のキュートなティーンでありながら、強さ・セクシーさ、AC/DCのシャツも着熟すファッションといった同年代のガールズ・グループには無い要素・コンセプトを表現する最良の材料になっている。極めつけは、「バダ ビン バダ ブーン / パンパン パラパラ パンパンパン / チャンチャンチャン / トゥドゥルッパウ / ランボ!……」といった特に意味が無いのにやたらとパンチのあるフレーズ(タイトルの「Boombayah」も特に意味が無い)。コレがあってこその一曲でしょう。同事務所の解散してしまった先輩たち-2NE1も超えて、彼女たちはどこまでも行けそうだ。

 

オッパ!!

 

 

2. Live, Sik-K, Punchnello, Owen Ovadoz, Flowsik "Eung Freestyle"

止まらぬ韓国ヒップホップの熱を体現する一曲が、2015年が「It G Ma」なら、2016年はこの「Eung Freestyle」で間違いないでしょう。5人の活きのいい若手ラッパーが一堂に会したこの一曲は、誰ひとりメジャー・レーベルに属していないにも関わらずあれよあれよとYouTubeの再生回数は1,000万回を超え、北米のヒップホップ・ファンにぐんぐん広まっている。

ヴィジュアル・チーム、Dream Perfect RegimeによるこのMVは、Groovy Roomによるオリエンタルな質感のトラックとマッチするように、寺(?)で撮影。モブ全体の連帯感ある雰囲気もまた、シーンの元気ある雰囲気を現している。

 

ベスト・ライン

- who’s drilling now? Rich Chigga? - ( Owen Ovadoz)

- ima let you finish but, take your mic, taylor swift / haaaaan – kanye 처럼 (Live)

- touring cities in the “future” / call that “metro boomin” - (Live)

(Future X Metro Boominのラッパー/プロデューサーのコンビと、いろいろな都市をツアーしていろんな女とセックス(boom)することをかけているんでしょうか?考え過ぎ?)

 

 

1. Heize (헤이즈)"And July ft. DEAN"

16位にも登場したDEANとHezieのコラボ。こちらは、プロデューサーがDeanの曲で定番の2xx!ではないこともあって、陽のある全然違う雰囲気に。おそらくDEANが歌える一番明るいトラックでは。ただ、このブームバップっぽい90年代のヒップホップ/R&B仕様のトラックはとてもスムースで、Heizeのキュートな歌/ラップと、Deanのどこか陰のあるセクシーな歌によるデュエットが最大限に活きている。

この30曲の中でDEANが登場する曲が全部で4曲も出てきたが、私が彼のファンである、ということを棚に上げても決して大げさなことではない、と言い切りたい。結局、事務所やプロデューサー・チームの強力なバックアップのあるアイドル・グループではなく、音楽・スタイル共に自作自演でき、且つアンダーグラウンド・メインストリームどちらも自由に行き来できる柔軟さを兼ね備え、SXSWへの出演やAnderson .PaakEric Bellingerとの共演などアメリカへの進出もキメたDEANが最も韓国のポップ・ミュージックの活況を体現していたからだ。数々のコラボ・ワークを行ってきた中でも、その彼のポテンシャルが一番よく体現されているこの一曲に、ベスト・ソングを与えたい。

 

気持ちを伝えるタイミングを躊躇い続けた男女を描いた歌詞を読みながら聴くと一層楽しめる一曲。結局、一番恋するのは恋愛を扱ったこういうストレートなポップ・ソング。

 

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